歯科まめ知識

投稿日：2023年12月18日

皆様こんにちは😽

今日は智歯周囲炎についてのお話です🦷

智歯(ちし)とは親知らずのことで、その歯の周りの歯肉が炎症を起こした状態を智歯周囲炎(ちししゅういえん)と言います。

智歯周囲炎は、歯肉の腫れや痛みだけでなく、口が開かなくなってしまったり、発熱・倦怠感といった全身症状が起こる場合もあります。

痛みが強く出ていると水を飲みこむことさえも困難になってしまう場合もあります😱

一番奥に生えてくる親知らずはスペースが狭いためまっすぐに生えてこないことがあり、その結果親知らずと前の歯との間にすき間ができて汚れが溜まりやすくなってしまいます。

斜めに生えたり途中までしか生えてこなかった場合、親知らずの上に歯肉が被った状態になり、歯ブラシでの清掃が困難になります。

その結果歯肉に炎症が起き智歯歯周囲炎となってしまうのです。

治療法としては、軽度の場合消毒や投薬治療で炎症を落ち着かせることができます。

これは一時的なものですので、体調を崩したときなど免疫力が低下すると再発してしまうことがあります。

何度も繰り返したり症状が強く出ている場合は抜歯をしますが、炎症が強い場合麻酔が効きにくかったり症状が悪化したりすることがあるため、痛み止めや抗菌薬により炎症が落ち着くのを待ってから抜歯をします。

予防策はずばり親知らずを抜歯をすることですが、細菌や汚れが溜まらないように日々のブラッシングを丁寧に行うことも予防につながります。

親知らずの生え方や炎症の度合いによっては大学病院での抜歯をおすすめする場合があります。

親知らずについて気になる場合は一度歯科医院でご相談ください🍀

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